小ネタ

人口統計データから読み解いた暴れる成人式DQNが多い地域の共通点

2017年成人の日です。

今日成人式を迎えられたみなさん、おめでとうございます。

 

晴れの日を無事に迎えられた紳士淑女の方もいれば、

成人式DQNが出現したせいで嫌な思いした新成人の方もいらっしゃるかと思います。

 

毎年毎年、テレビ、ヤフーニュース、ツイッターを賑わすDQNたちが後を絶たないか不思議でしょうがない方も多いはずです。

 

DQNがやたら目立った地域(沖縄、北九州市、西条市,つくば市)の謎を紐解いていきます。

 

 

成人式DQNの共通点は貧困世帯に多い

 

DQNヤンキーの共通点について、永江一石さんのブログにこう分析があります。

 

基本的にあばれる君たちは精神年齢が低く、偏差値も低く、まともな職業にも就いてないと思われる。まともな職業であれば成人式で暴れて逮捕されれば解雇は免れない。つまりこういう馬鹿成人は

働いていないか
クビになってもかまわないか
または逮捕されても解雇されない職場

にいるわけです。再度言うけど間違いない。大学生なら逮捕されたら退学だから、退学になってもよい大学に行ってるヤツのみが暴れる。基本的に田舎の成人式だけと思ったら、横浜でも馬鹿が暴れて報道されていた。酔っ払って「ババア」と叫びまくり。自分も中学1年くらいまでなら授業中に先生にヤジ飛ばしていたので気持ちはわかる。www あの酔っ払いの知能は中一程度なのだ。

彼らは自分には未来はないと思っている。

家は貧乏だし、勉強はできないし、シンナーで歯はないし、金も無いし、スポーツができることもない(というか、根性がない)。夢もない。普段、人に眉をひそめられることはあっても、注目を浴びることはない。その彼らが一番飢えていることは

「なんとか人に注目されたい」

ということになる。成人式はその好機なのである。なにせ、うまくいくとテレビに出られるわけだ。そしてあとで「成人式のときに、弾けちゃってさぁ」と自慢もできる。テレビは劣等感だらけの(気づいてないと思うが)彼らに「注目を浴びる場所を与えている」わけです。

 

情報源: 成人式での「あばれる君」退治について | More Access! More Fun!

 

経済的に恵まれてない家庭の出身者が多いという分析です。

 

金が無い→勉強できない→スポーツもできない→劣等感の塊になる→自己承認欲求を満たそうとして悪さする

という図式があります。

 

このタイプにずばり当てはまるのは母子家庭出身者。

何かと目立とうとしてDQNになる新成人こういうタイプが多いです。

 

中には経済的に恵まれているのにグレてしまって、DQNたちとつるんでDQN化するタイプもいますが、

圧倒的に成人式を荒らすのは母子家庭出身者が多いです。

 

 

 

子供がDQN化するのはこういう母子家庭のタイプ

 

 

DQN化するタイプの親はこのような傾向があります。

 

1.生活保護をもらいながら、昼間はパチンコしてるような母親

2.低学歴で仕事ができない

3.労働意欲がそもそもない

4.男遊びをしている

5.離婚したことを負い目に感じて甘やかしすぎてる

 

母親自体がDQNな親だったりするところは高確率でDQNです。

 

私は自分の成人式は出ていませんが、あとで参加した同級生にお偉いさんのスピーチでヤジ入れたDQNの話を聞きました。

やはり、中学のときから悪さして目立とうとした母子家庭出身者のDQN扱いされてるヤンキー組のメンバーです。

 

このメンバーの母親の中にはまさに子供が学校行ってる間はパチンコしてると有名なDQN母親です。

 

この手の親は人生をよくすることをあきらめていて、

子供に無関心だったりします。

 

夜に子供を置いて男と遊び回ってる輩もいます。

 

中にはちゃんと仕事をしている親もいますが、甘やかしぎてヘタレ化した結果、DQNになることもあります。

怠け者な上に税金泥棒やってる母親の子供によくあります。

 

子供は母親の影響を受けて育ちますので、あきらめグセの強い母親の元で育つと「勉強できない+スポーツもできない」というとりえもない子供になります。

何をしても「どうせあたしの子だから、あんたには無理」とネガティブなことを言い放つことも珍しくありません。

 

その結果、あきらめグセが伝染して、認められたい心理が満たされないで育ちます。

人間は承認欲求が満たされないでいると、それを満たすためなら手段を選ばなくなります。

 

ヤンキーが成人式で暴れるのも、チェーンソー男のヤマト襲撃事件も本質は同じところです。

「オレを見て欲しい」「オレをすごいと思って欲しい」という心理です。

 

大卒の元バリキャリで仕事できる母親の母子家庭からは成人式DQNの発生率はかなりレアです。

 

DQNが大量発生した場所の母子家庭世帯総数

 

沖縄県、福岡県北九州市、愛媛県西条市、茨城県つくば市。

人口統計データを見てこの4つの地域に共通する大きな共通点は1つです。

 

母子家庭世帯数の増大です。

 

DQNが大量発生した地域は母子家庭世帯の割合が全国平均より高い傾向があります。

つまり、『母子家庭世帯数の分母が増える=DQNを生み出す母子家庭世帯も増える』ということになります。

 

 

そのことを人口統計のデータを使って見ていきます。

 

全国ランキング

 

まずは全国の母子家庭世帯総数(父子家庭も含む)データがあります。

 

2010年度のデータですが、100世帯あたりの父子・母子家庭数のランキングです。

 

参照元:都道府県別統計とランキングで見る県民性

 

沖縄1位 

福岡9位

愛媛11位

茨城21位

 

沖縄は平均で3%を超えているという高数値です。

つまり県内全体の母子家庭の割合が全国の中でも多いことがわかります。

 

福岡9位、愛媛11位という点も考えるとかなり多いことが見えてきます。

 

茨城は21位ですが、独身世帯の流入も多いので県内全体の平均値が下がる傾向もあると推測します。

県内全体では母子家庭世帯は増大しています。

 

ここからは個別の市について、北九州市、西条市、つくば市を見ていきます。

 

※全国ランキングとつくば市の統計には若干の誤差がありますが、数値はかなり近いです。

 

北九州市の母子家庭世帯数

 

北九州市の公式サイトで配布されてる資料からの抜粋です。

母子家庭世帯数の平成3年(1991年)から平成23年(2011年)までのデータがあります。

これを見ていくと、母子家庭の出現率が2.86%→3.71%に増大しています。

母子家庭世帯数は約1.5倍に増えています。

 

平成23年(2011年)のデータだけで市内各区を見ていくと、

 

 

3.5%を超える地域が多く、小倉南区は4%を超えています。

北九州市は児童100人に対し、約4人が母子家庭ということになります。

 

北九州市単体なら、母子家庭出現率は沖縄を超えています。

 

 

西条市の母子家庭世帯数

 

 

次は西条市です。

 

 

西条市の場合、母子家庭世帯数の比率は3.2%。

つまり、沖縄と同レベルの比率になります。

 

 

つくば市の母子家庭世帯数

 

つくば市の公式サイト資料から抜粋したものです。

 


参照元:つくば市公式サイト資料より

 

つくば市の場合、平成7年(1995年)から平成22年(2010年)の15年間の間で

母子家庭世帯が1.7倍に増大しています。

 

茨城県内だけでも67%増。

これはかなり多いと思います。

 

茨城県で成人式DQNが暴れ始めて報道されるようになった平成17年の2005年あたりはかなり総数が増えていました。

このデータと一致するということがわかりました。

 

 

結論

 

成人式で暴れる輩が増え始めた背景には

 

母子家庭世帯が増えた→貧困世帯も増えた→DQNになる成人も増えた

 

ということが見えてきます。

 

母子家庭で両親共稼ぎと同レベルぐらいの稼げる母親はかなり少数です。

 

そのことを考えれば、DQNの出現は離婚率上昇と貧困母子家庭の増大が大きな原因にあると考えます。

DQN発生が多い地域=母子家庭総数の増大(離婚率の増大)による経済格差の象徴と言えると思います。

 

成人式で他の新成人にご迷惑をかけたDQNたちはいわゆる経済格差の犠牲者でもあると言えます。

 

境遇には同情すべき点もありますが、だからと言って成人になっての迷惑行為、破壊行為に同情の余地はないです。

そういう一生に一度の成人式をぶち壊しにされてしまったら、他のまともな新成人の紳士淑女の皆さんはたまったもんじゃないですからね。

 

DQN発生そのものを減らすには母子家庭の稼ぐ力の向上を支援する対策が必要というのが本質です。

成人式のDQN締め出しでは対処療法にしかならず、母子家庭の出現率減少対策と支援の両方が対策として急務になります。

 

DQN成人が一定数出る以上は、来年、再来年も出てこないようにするには

メディア側でもDQNは相手にしないという徹底無視も必要です。

 

 

 

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